新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、明日から12月17日までの20日間、アルコールを提供する飲食店とカラオケ店を対象に、22時までの時間短縮営業の要請を行うこととなりました。(前回の要請は23区が対象でしたが、今回は多摩地域も対象となります。)
本来であれば書入れ時となる12月にて、苦渋の選択でしたが、ここで感染を抑え込まなければ、冬場にかけて急増する急性の心疾患や脳疾患対応、また、インフルエンザや感冒の同時流行への対応ができなくなることから、3週間で集中的に沈静化をはかります。(ご協力くださるお店には一律40万円の協力金が支給されますが、手続き用のWebサイトはこれからの開設となります。)
また、国のGotoトラベルへの都としての上乗せ(都民が都内で行う旅行に対する補助)等についても一旦立ちどまり、これまで「感染拡大防止」と「経済を回すこと」のそれぞれを進めてきましたが、この局面で感染防止の比重を高めることになります。
都では12月16日から100床の新型コロナ専用病棟を多摩総合医療センターにて開設し、軽症、中等症患者の受入をはじめるなど、医療提供体制の拡充を急いでおり、また、同時に、年末年始にかけての事業者や生活者の資金繰りを円滑にするための融資枠の拡大や、失業等で住まいを失ってしまった方などへの一時的な住居の提供態勢などを整える補正予算2300億円が都議会にて審議されます。

空気が乾燥し、気温が低下する冬場に入りますが、できるだけ良い形で新しい年を迎えることができるよう、短期集中で第三波の沈静化をはかる取組を強化しますので、宜しくご理解の程をお願い申し上げます。ここが第三波の正念場です。