東京の自然は大都市であるにも関わらず、意外なほど豊かで多彩だと思います。
西は標高2000m超の雲取山から青梅まで続く山々、多摩川や荒川などの河川、広大な海洋域には伊豆小笠原諸島、葛西海浜公園にはラムサール条約登録湿地など貴重な自然がひろがっています。現在、都はこうした自然環境や、そこに息づく生物多様性を守るための戦略やプランを作っているところで、このたび私が5年間委員を務めてきた「自然環境保全審議会」から中間のまとめが発表になりました。

【生物多様性地域戦略】
COP15が本年12月にカナダで開かれますが、国際的な議論の潮流であるネイチャー・ポジティブ、30by30、コロナ禍を受けてのワンヘルスなどの概念を踏まえ、東京ならではの地域戦略を創ろうとしています。

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/../public_comment.html

【保全地域の保全・活用プラン】
現在、都内の自然環境豊かな地域を指定した「保全地域」は約760haありますが、これを2050年までに100ha増やそうと考えています。指定地域の土地は東京都が買い取りを行い、地域で活動するNPOなどと協働して守っていきます。

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/../hozen2022pc.html

意見募集をしていますが、一読するだけでも自然環境の保全に関わる現在の潮流などがわかります。読みやすいよう事務方が工夫をこらしてくれてますので、ぜひ♩