都民ファーストの会国政セミナーを開催しました。
私は今回も裏方にて企画運営に携わりましたが、都民ファーストの会として取り組んできたウクライナからの避難民の方々への支援について、当事者や支援団体の方々をお招きして、現状をお伝えするコーナーを設けました。
支援にあたって、私たちが持った問題意識としては、数ある避難先から日本を頼ってくれた方々に対し、「国として武器の提供や軍事的な支援はできない以上、少しでも安心して暮らせる快適な生活環境を提供したい。」「祖国で兵士として戦う夫を残して避難してきたご家族が、通信面などで不自由なく祖国と繋がれるようにしたい。」と言った心情からのものでした。
避難してきた方のスピーチをウクライナからの留学生が通訳した場面の動画をアップしましたが、話を聞きながら「そう言ってもらえて良かった」と会場の片隅で不覚にも涙がこぼれそうになりました。
というのも、ウクライナの方々の価値観や生活環境は、日本人とはかなり異なるものであり、私たちが良かれと思って行った支援であっても、必ずしも喜んでもらえるとは限らないと聞いていたからです。だからこそ色々な選択肢を先手先手で準備しようとしてきたし、ヒヤリングに基づいて把握したニーズを満たせないかと行政の一般的な枠組みを超えて検討してきたからです。
ちなみに参院選に向けてファーストの会代表として東奔西走する荒木ちはる代表と、ここのところ一緒に動く機会が多かったのですが、時間さえあれば携帯電話片手にウクライナの方々に何をすれば良いか、悩みながら、関係各所にコンタクトしている姿が印象的で、この人の情熱とパワーがいくつもの局面を打開する瞬間に何度か居合わせたのも前述の「そう言ってもらえて良かった」に繋がっています。
なお、最後の写真は、直近で小池知事に提出した支援に関する要望書の一部ですが、住居、水道光熱費などのライフライン、Wi-Fi、医療、交通費、学校、就労などについて提案要望したものです。
引き続き避難民の皆様にできる限り寄り添った支援をしていきたいと思います。