紅葉にあわせて今月(11月9日~29日)、東京都は青梅市をフィールドに、Webチケットを活用したMaaS(Mobility as a Service。ICTを活用し、運営主体を超えて公共交通機関を一体のサービスに統合するイメージ)の取り組みを行います。
特に土日祝日については、オンデマンドサービスとしてタクシーが活躍する設計になっていますが、この事業の担い手として手をあげてくれたのは、地域でバス、タクシー、御岳登山鉄道を運営する京王グループさん。去年の今頃に企画ができたものの、コロナ禍で一年越しの実施になりました。
西多摩観光では「電車をおりた後の足」について課題があり、私としては、これまでは電動アシスト付き自転車の導入普及策に注力しつつ、公共交通の連動性に着目してきましたが、今回のMaaSはひとつの解としてたどりついたものではないかと思っています。
(なお、バスについてはコストの6割が運転手の人件費であり、この観点から自動運転についても期待があり、西新宿での実験も注視していますが、技術的、法制度的にはまだこれからにて、10年後を目処に実装できないかと考えています。)
青梅は、多摩地域で数少ない都バスの運行エリアですが、利用減により路線の維持が課題です。乗降客数のアップのためにも観光客の取り込みが大切で、所管する交通局ともこのあたりの問題意識を議論しています。
(なお、オリパラにむけて外国人観光客にご利用いただくために多言語対応をすすめてきましたが、こちらはしばらく見送りです。)
MaaSの第一弾!試しに、ぜひご利用ください。